世界を虜にしたあの『エマニエル夫人』が
現代に生まれ変わる──
1/10 (Fri)日本公開
世界を虜にしたあの『エマニエル夫人』が
現代に生まれ変わる──
1/10 (Fri)日本公開
『新訳 エマニエル夫人』
20世紀を代表する官能文学の「無削除完全版」が
ついに刊行!
全世界で5000万人を動員したシルビア・クリステル主演の大ヒット映画『エマニエル夫人』から半世紀、新たに映画化! 2025年1月10日、日本公開
1969年、二見書房は『エマニエル夫人』を翻訳出版したが、内容が猥褻にあたるとの理由で警視庁より発行禁止処分を受けた。しかし、当時の社長堀内俊宏の機転で猥褻表現にあたる箇所を担当官から聞きだし、きわどい表現を修正してふたたび発売、50万部を超える大ベストセラーになった。
『新訳 エマニエル夫人』は、当時削除修正しなければならなかった原作を未削除で新たに、現代語へ翻訳した完全版!
パリから夫の赴任先であるタイのバンコクに向かうエマニエル。飛行機内で見知らぬ男性客と思いもかけず、みだらな行為をすることに……。バンコクに着いたエマニエルはビジネスマンの妻として、幸福ではあるが平穏すぎる日常にどこか退屈さを感じていた。そんなある日、エマニエルは知人の紹介で「性の儀式」を受け入れていくことになる……。
エマニエル・アルサン
Emmanuelle Arsan
1932年タイのバンコクで生まれる。16歳でフランスの外交官と結婚。映画の脚本家として活動しながら、女優としても1968年ロバート・ワイズ監督の映画『砲艦サンパブロ』にマラヤット・アンドリアンヌ名で出演した。
その後、小説の執筆活動に転じ、『エマニエル夫人』で、一躍有名作家の仲間入りを果たした。同性愛や不均衡・多数の異性と営む反自然的な行為にエロティシズムを見いだす、新しい愛のかたちを描いて多くの女性たちにも支持された。2005年逝去。
1974年に映画化され日本でも大ヒットを記録したエマニエル・アルサンの官能小説「エマニエル夫人」が、舞台を現代に移して新たに映画化!
メガホンをとったのは「あのこと」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したフランスのオドレイ・ディワン監督。
主演を務めるのは「燃ゆる女の肖像」のノエミ・メルラン。共演は「インポッシブル」のナオミ・ワッツ、「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」など監督としても活動する俳優ウィル・シャープ、「シャドウハンター」のジェイミー・キャンベル・バウアー、「インファナル・アフェア」シリーズのアンソニー・ウォン。
ホテルの品質調査の仕事をするエマニュエルはオーナー企業から依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながら査察をすることに。サービスも設備もほぼ完璧で最高評価の報告書を提出するエマニュエルだったが、ランキングが落ちたことが許せないオーナーは経営陣のマーゴを懲戒解雇できる理由を見つけるよう、エマニュエルにマーゴの粗探しを命じる。ホテルの裏側を調べはじめたエマニュエルは、怪しげな宿泊客や関係者たちと交流を重ねるなかで、自身の内なる欲望を解放させていく。
公式サイト:https://gaga.ne.jp/emmanuelle/
2025年1月10日(金)
TOHOシネマズ 日比谷他全国公開
監督 オードレイ・ディヴァン
原案 エマニエル・アルサン「エマニエル夫人」
脚本 オードレイ・ディヴァン レベッカ・ズロトヴスキ
出演 ノエミ・メルラン ウィル・シャープ ジェイミー・キャンベル・バウアー チャチャ・ホアン アンソニー・ウォン ナオミ・ワッツ
配給 ギャガ
『エマニエル夫人』
著:エマニエル・アルサン 訳:安倍達文
20世紀官能文学の最高傑作!
性の悦びとは、エロチズムとは?
エマニエル夫人の官能は花開き、昇華していく。
あまりにも官能的で大胆な現代の抒情詩!
パリから夫の待つバンコックへ向かう飛行機内の隣席の男とのひそやかなセックス。また、ギリシャ彫刻のような逞しい男とのめくるめくような快楽。バンコックの自宅に招いたマリー・アンヌの自慰を目にし、みずからも自慰するエマニエル。やがて、マリー・アンヌの自宅で会ったアメリカ人のビーと、女同士の愛に耽るようになる。イタリア人の侯爵マリオによってエロチシズムの3法則「異常であること」「不均衡の必要性」「数の法則」を教えられ、エマニエルは性の不可思議な世界へと迷い込んでいく……。発表当時、その強烈な描写と衝撃的な性哲学が世界じゅうの話題をさらった傑作!