立ち読みコーナー
目次
256ページ
第1章 ある日、突然       7
第2章 窓口の美女        56
第3章 古希なのに        106
第4章 別れた女         153
第5章 魔法のパンティ再び    198
「あらっ……!」
 亜里紗が大きな目を見開いて、孝太郎の股間に視線を落とし、
「孝ちゃん、どうしたの、これ? 勃ってるよ」
 瞳を輝かせた。
「どうしたの?」
 景子が不思議そうに言う。
「ママ、孝ちゃんのおチ×チン、勃起してるわ。見てよ」
 亜里紗に言われて、景子がカウンター越しに孝太郎の股間に目をやった。
「ほんとうだ。しかも、尋常でなく勃ってるわね。孝ちゃん、どうしたの? トイレで何かあった?」
 そう訊く景子の切れ長の目が、急にきらきらしはじめた。
「奇跡としか思えないよ。女房を亡くしてからこの二年、ぴくりともしなかったのにね……」
 真実を明かしてしまうと、マジックのタネをばらしてしまうのと一緒で、二人は興味を失うだろう。