立ち読みコーナー
目次
288ページ
第1章 ラーメンと人妻      6
第2章 図書館の人妻       86
第3章 人妻の玉いじり      153
第4章 その人の名は──     225
「仁志君は童貞でしょ?」
「う──は、はい」
「じゃあ、自分でシコシコしないと、溜まってしょうがないわね」
 自慰が習慣になっていると、やはりわかっているのだ。
「ねえ、体験したいんじゃないの?」
「え?」
「セックス」
 直接的な問いかけに、仁志はもしやと悟った。
(冴子さん、おれに初体験をさせてくれるつもりなのか?)
 期待が高まり、心臓の鼓動が激しくなる。息苦しさを覚えると、冴子が首をかしげた。
「わたしとしたい?」
 思わせぶりに目を細められ、間違いないと確信する。
「は、はい!」
 返事の声がやけに大きくなってしまう。それでも、その返事を待っていたというふうに、艶っぽくほほを緩めた。