立ち読みコーナー
目次
280ページ
プロローグ                        3

第一章 六発の銃声                    23
 三度目のハルビン
 ホームに残された「伊藤博文」暗殺ポイント
 響き渡った六発の銃声
 助役から聞いた「食堂の謎」
 画家・小松利宗と安重根
 迫真の法廷スケッチ
 「伊藤博文罪状十五ヵ条」の衝撃
 犯人は本当に安重根だったのか──?

第二章 旅順の地を踏んで                 61
 旅順に護送された安重根
 目まぐるしく変わった租借地
 百年前の安重根裁判
 法廷は混乱し、騒然となった
 伊藤博文〝謀殺〟の黒幕は誰か──?

第三章 『幕末維新の暗号』という誘惑           83
 日本版「ダ・ヴィンチ・コード」
 作中における杜撰な人物比定
 謎の人物・大室寅之祐

第四章 奇書を巡る旅                   99
 鬼塚英昭という〝怪人〟と〝田布施シンジケート〟
 鹿島曻の後継者・松重楊江
 明治天皇〝すり替え〟説と伊藤博文の暗躍
 「西円寺」に大室寅之祐の出生の謎を解く鍵はあるのか──?
 孝明天皇〝暗殺説〟の傍証
 安重根に〝孝明天皇暗殺〟の情報を吹き込んだのは誰か?
 明治天皇を叱った西郷隆盛
 「フルベッキ群像写真」を科学的手法で鑑定する試み

第五章 フルベッキの孫とされたキーパーソン        147
 長崎新聞の誤報がもたらした思わぬ成果
 フルベッキ写真の陶板額ビジネス
 もう一枚の「フルベッキ写真」
 「私はフルベッキさんとは関係ないんですから……」

第六章 法人類学はフルベッキ写真をどう判定するのか    169
 ついに明らかになった「フルベッキ群像写真」最大の謎
 古写真が示唆する大本教と頭山満のミステリアスな関係
 ニセの付加価値がつけられた哀しき写真の運命
 坂本龍馬も勝海舟も、やはり写っていなかった──

第七章 明治天皇、最初の写真は〝パパラッチ〟された──  203
 出自不明の一枚の写真
 スティルフリートという外国人が無断で天皇を撮影
 高額の金で回収されたパパラッチ写真

第八章 『明治維新の生贄』で語る宮崎鉄雄の妄想      223
 渡辺魁は脱獄判事だった!
 「無期懲役囚が脱獄して裁判官になった」
 「地獄ヤマ」からの脱獄
 戸籍を改竄し「辻村庫太」に成りすます
 脱獄判事の命運尽きる──
 「伊藤博文=孝明天皇暗殺・下手人説」の信憑性
 鹿島曻が描いてみせた皇位継承のブラックボックス

エピローグ                        251
 ハルビン事件から明治天皇「すり替え」説へ
 幕末・明治維新とはどんな時代であったのか

あとがき                         264
文庫版あとがき                      268