立ち読みコーナー
目次
256ページ
第1章 隣の女        7
第2章 指の虜        47
第3章 ホテルで乱れて    86
第4章 帰りの女       131
第5章 パーキングエリア   165
第6章 あの人との再会    207
 見ると、彼女の右手が怜史の膝にかかっているブランケットのなかに入り込んでいた。そして、ズボンの上から怜史の股間のものを撫でさすっていたのだ。
(………!)
 怜史の肉茎に触れているのは自分の指ではなく、夜行バスで偶然相席になった美しい年上の女の指だった。驚きと昂奮で、身じろぎさえできなかった。
 こわばってしまっている怜史を見ながら、彼女は乗客が寝静まっていることを確認すると、屈み込むようにして怜史のズボンとブリーフを膝まで脱がせ、肉棹を握った。
(これ以上されたら、出てしまう! )
 怜史が足をこわばらせたとき、彼女はその瞬間をわかっているかのように指の力をゆるめた。そして、怜史の手をつかみ、自分のブランケットのなかへと誘導したのだ。
「触って……」
 と、彼女が耳元で囁いた。
「それでいいの……上手いわよ」