立ち読みコーナー
目次
360ページ
第1章 元部下の性癖      6
第2章 アイドルのその後    95
第3章 感じやすい身体     183
第4章 社長夫人の誘惑     239
第5章 未亡人女将との契り   306
(この身体を、抱けるのか……)
 催眠術の力を借りてではあるが、美久ははっきりと「抱いて」と口にした。
 顔をふせていた彼女は、少し考えてから、いよいよ足元に浴衣を落とした。両手をクロスさせて胸の先を隠し、内股気味に立って震えている。雄一はおずおずと近づいた。
「私……こんなことしたくないんです。ああ、見ないで」
 悲痛な呻きを漏らしていた。しかし申し訳ないが、こんな刺激的な光景を見ないで済ますなんて無理な話だ。
(ああ、まずいよな。こんなことしちゃ……いや待て、落ち着け。これは俺が強要したわけじゃない。彼女は確かに「かけてみて」と口にしたんだ)
「恥ずかしいって……本当はどうなんだい?」
 美久が目を見開いた。そんなこと訊かないで、と引き攣った表情に書かれていた。
「……そ、それは」