立ち読みコーナー
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 ある日のこと、部屋で娘の勉強を見ているはずの弘樹さんが、台所にいた私の元へやってきたことがありました。
「あの……何かあったんですか」
 いやな予感がして、恐る恐る聞いてみました。すると彼はニヤニヤしながら、その場で私に手を伸ばしてきたのです。
「ちょっと、こんなところでいけません」
 さすがに私もきつく言いました。しかし彼は平然とした顔で、逃れようとする私の腕をつかんで抱きしめてきます。
 彼が何を求めているかは明らかでした。強引に私の唇を奪い、服の上から強く胸をわしづかみにしてきます。
「ンッ……」
 彼はそのまま私をキッチンに手をつかせ、私の背後に立ちました。そして彼の手が、私の服を脱がそうとします。そのまま下着に手がかかろうとしたところで、私は慌ててその手を払いのけました。
「お、お願いですから……こんなところで変な考えを起こさないでください。上には娘がいるんですよ」