「UFO現象は国家安全保障上の脅威である」
アメリカ政府を動かした“衝撃のUFO証言録”がついに邦訳刊行!
2021年6月、アメリカ国防総省は「未確認空中現象に関する予備報告書(通称:ペンタゴンUAPレポート)」を公表した。UAP(未確認空中現象)とは、UFO(未確認飛行物体)に替わる用語である。これまでUFO事件を黙殺あるいは隠蔽してきたといわれるアメリカ政府が、「これらの現象は国家安全保障上の脅威である」と初めて公式に認めたのだ。この画期的ともいえるアメリカ政府の変化に大きく影響を与えたのが、本書であった。待望の日本語版は、まさに必携必読の書といえるだろう。
原題:UFOs: Generals, Pilots and Government Officials Go on the Record
「UFO(Unidentified Flying Objects:未確認飛行物体)」という用語は誤用され、大衆文化の一部になりすぎたため、本来の(そして正確な)定義がほぼ完全に失われている。……「UFO」という用語には付随する夾雑物が非常に多いため、一部の科学者や他の専門家は、真摯な研究をより軽薄なものから分離するために新しい用語を採用している。「UFO」の代わりに、一部の寄稿者は「UAP(Unidentified Aerial Phenomenon/Phenomena:未確認空中現象)」を使用することを選択した
(「はじめに」より)。
【著者紹介】
レスリー・キーン(Leslie Kean)
調査ジャーナリスト/作家。「ボストン・グローブ」「フィラデルフィア・インクワイアラー」「アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション」「プロビデンス・ジャーナル」「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」「グローブ・アンド・メール」「シドニー・モーニング・ヘラルド」「バンコク・ポスト」「ネイション」「ジャーナル・フォー・サイエンティフィック・エクスプロアレーション」などに寄稿。祖父はアメリカ共和党の政治家として合衆国下院議員を10期務めたロバート・ウィンスロップ・キーン。
【訳者紹介】
原澤 亮(はらさわ りょう)
東京大学大学院農学系研究科獣医学専攻博士課程修了。理化学研究所研究員、アメリカ国立衛生研究所(NIH)招聘研究員、宮崎大学助教授、東京大学助教授、岩手大学(岐阜大学大学院兼務)教授を歴任。現在、岩手大学名誉教授。
『二見書房の怖い本』特設サイト掲載作品