探偵マット・スカダー・シリーズ
待望の新作 + 傑作短篇集
エレインの知り合いが名前も知らぬ男から脅迫を受けていた。
老スカダーは単独で調査を始める……
堂場瞬一・解説
凝った構成も、あっと驚くどんでん返しもない。
しかし本作品は、何とも言えない味わいを残す。

【 本書収録作品 】
夜と音楽と
窓から外へ
バッグ・レディの死
夜明けの光の中に
バットマンを救え
慈悲深い死の天使
夜と音楽と
ダヴィデを探して
レッツ・ゲット・ロスト
おかしな考えを抱くとき
ミック・バルー、何も映っていない画面を見る
グローガンの店、最後の夜
石を放つとき
原題:A Time to Scatter Stones
The Night and The Music
: A Matthew Scudder Novella
【著者紹介】
ローレンス・ブロック Lawrence Block
1938年、ニューヨーク州生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、100冊を超える書籍を出版している。『過去からの弔鐘』より始まったマット・スカダー・シリーズでは、第9作『倒錯の舞踏』がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞、第11作『死者との誓い』がPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を受賞した(邦訳はいずれも二見文庫)。1994年には、MWAグランド・マスター賞を授与され、名実ともにミステリ界の巨匠としていまも精力的に活動している。
マット・スカダー・シリーズ
◆ 過去からの弔鐘
◆ 冬を怖れた女
◆ 一ドル銀貨の遺言
◆ 暗闇にひと突き(早川文庫)
◆ 八百万の死にざま(早川文庫)
◆ 聖なる酒場の挽歌
◆ 慈悲深い死
◆ 墓場への切符
◆ 倒錯の舞踏 (MWA賞最優秀長編賞)
◆ 獣たちの墓
◆ 死者との誓い (PWA賞最優秀長編賞)
◆ 死者の長い列
◆ 処刑宣告
◆ 皆殺し
◆ 死への祈り
◆ すべては死にゆく(単行本)
◆ 償いの報酬
◆ 石を放つとき(単行本)