数学にだって熱い血が通っている!
フェルマーの最終定理という難攻不落な難問。
それに取り組む学徒たちの姿を通して人間が生きる意味を探るテキスト。
数学という学問の真に驚くべき「美しさ」「面白さ」は、この本の余白をすべて使いきっても書ききれるものではありませんが、数学がいかにロマンに満ちあふれた学問であるか、その一端を少しでものぞかせることができていれば幸いです。
(「文庫版あとがき」より)
【著者紹介】
飲茶(やむちゃ)
北国生まれ。東北大学大学院卒。会社経営者。
哲学、科学、数学などの学問をわかりやすく解説する本を書いている。
著書に『哲学的な何か、あと数学とか』『14歳からの哲学入門』(二見書房)、『史上最強の哲学入門』『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(河出文庫)など。監修に『哲学ガールズ』(PHP研究所)がある。