葵の御紋の謎の素浪人。
世を騒がす殺し屋一味。
御三家の闇に蠢く影…。
尾張藩の大目付が殺され、老中から密命を受ける地獄耳だったが……。
葵の御紋を巡る黒い渦を、面々は両断できるか!?
奥祐筆組頭の烏丸菊次郎は賄賂まみれの普請奉行が殺される現場に遭遇するが、下手人は仏法僧との言葉を残し死んでしまう。殺しを請け負う輩と目鼻を付けるが、葵の御紋をつけた浪人とともに逃げられてしまう。一方、尾張藩の大目付が何者かに殺される。尾張藩で何が起こっているのか、そして浪人と仏法僧の関わりは?葵の御紋を巡る黒い渦を、地獄耳たちが両断する!
【著者紹介】
和久田正明 わくだ・まさあき
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している。主なシリーズに、「はぐれ十左暗剣殺」(徳間時代小説文庫)、「閻魔帳」(コスミック・時代文庫)、「髪結の亭主」(ハルキ文庫)、「将軍の猫」(角川文庫)、「嵐を呼ぶ女」(光文社時代小説文庫)などがある。
地獄耳
◆ 地獄耳1 奥祐筆秘聞
◆ 地獄耳2 金座の紅
◆ 地獄耳3 隠密秘録
◆ 地獄耳4 お耳狩り
◆ 地獄耳5 御金蔵破り
怪盗黒猫
◆ 怪盗黒猫
◆ 妖刀 狐火
◆ 女郎蜘蛛
◆ 空飛ぶ黄金
十手婆 文句あるかい
◆ 十手婆 文句あるかい 火焔太鼓
◆ 十手婆 文句あるかい2 お狐奉公
◆ 十手婆 文句あるかい3 破れ傘