敬語は3つだけ! 迷いが消えるハギノ式敬語論
敬語にはたった3種類しかなく、 しかもそのひとつ「丁寧語」は「です・ます・ございます」だけで、おしまいにくっつければいいだけの話ですから少しも難しくない。あとのふたつ「尊敬語」と「謙譲語」だって「ハギノ式敬語のしくみ図」で処理すれば少しも複雑ではありません(本文より)――これ一冊で敬語の迷いがすっかり解消! 誰でも達人になれる「ハギノ式敬語論」。
問題:次のようなとき、何と言いますか?
● 先生に「貸した本は読み終えたか」と尋ねる
● 部長に「新築の家はできたか」と尋ねる
● 先輩に「ここは鷗外が住んでいたところだ」と言う
→ 答えは「ハギノ式敬語スタジアムⅠウォームアップ編」で!
【著者紹介】
萩野貞樹(はぎの・さだき)
1939年-2008年。一橋大学法学部卒、元産業能率大学教授。
1970年、「辻村敏樹氏の敬語説への疑問」で「月刊文法賞」を受賞。1971年、「「人間教育」論をめぐって」で「自由新人賞」を受賞。雑誌『自由』『日本及日本人』などを中心に、国語学、日本語系統論、神話論などに関する論考を多数発表した。
著書に『みなさんこれが敬語ですよ』『みなさんこれが美しい日本語ですよ』(リヨン社)『ほんとうの敬語』(PHP新書)『旧仮名づかひで書く日本語』(幻冬舎新書)『舊漢字』(文春新書)など多数。