「陰聞き屋」大繁盛の十兵衛たち忍四人衆は本懐を遂げられるのか
藩主の仇の動きを探るうち、敵の懐に入ることになった陰聞き屋の仲間たち。刺客に狙われる仇のために、十兵衛がとった奇策とは!?
凄腕十兵衛と心優しい仲間のユーモアあふれる新シリーズ第2弾
藩主の遺恨を晴らすために江戸に出てきて、隠れ蓑に「陰聞き屋」なる悩み相談を始めた十兵衛と、居酒屋を始めた手下たち。ひょんなことから、仇(かたき)の屋敷に出入りすることに。植木屋の手伝いと称して青大将を駆逐してほしいというのだ。他の陰聞きもするうちに、今度は仇のための刺客や用心棒まで頼まれることに。陰聞き屋大繁盛の十兵衛たちだが、意趣返しの結末やいかに!?
【著者紹介】
沖田 正午 おきだ・しょうご
1949年、現さいたま市中央区生まれ。県立与野高校卒。軽妙洒脱で温かみのある、「沖田節」ともいえる独特な筆致がファンを魅了している。「やぶ医者天元世直し帖」(ハルキ文庫)、「丁半小僧武吉伝」(幻冬舎文庫)、「姫様お忍び事件帖」「浅草かみなり大家族」「御家人やくざと無頼犬」(ともに徳間文庫)、「天神坂下よろず屋始末記」「質蔵きてれつ繁盛記」(ともに双葉文庫)、「仕込み正宗」「げんなり先生発明始末」(ともに祥伝社文庫)などの各シリーズ。『六辻の狐』(廣済堂文庫)、『阿吽の羽織』(幻冬舎単行本)がある。
陰聞き屋 十兵衛 シリーズ
◆ 陰聞き屋 十兵衛
◆ 刺客 請け負います
◆ 往生しなはれ
◆ 秘密にしてたもれ
◆ そいつは困った
殿さま商売人 シリーズ
◆ べらんめえ大名
◆ ぶっとび大名
◆ 運気をつかめ!
◆ 悲願の大勝負
北町影同心 シリーズ
◆ 閻魔の女房
◆ 過去からの密命
◆ 挑まれた戦い
◆ 目眩み万両
◆ もたれ攻め
◆ 命の代償
◆ 影武者捜し
◆ 天女と夜叉
◆ 火焔の啖呵
◆ 青二才の意地
将棋士お香 事件帖 シリーズ
◆ 一万石の賭け
◆ 娘十八人衆
◆ 幼き真剣師