【探偵マット・スカダー・シリーズ】
年に一度、秘密の会を催す男たちの集まり「三十一人の会」。はるか昔より会員の代替わりを繰り返しながら、現在の顔ぶれになったのは1961年。それから32年後、メンバーの半数が相次いでこの世を去っていた。あまりに死亡率が高いことに不審を抱いた会員の依頼を受け、スカダーは調査を始める……。
ニューヨークに暮らす都市生活者の孤独を描きながら、本格推理の要素を盛り込んだ傑作長篇ミステリ!
原題:A Long Line of Dead : A Matthew Scudder Crime Novel
【著者紹介】
ローレンス・ブロック Lawrence Block
1938年6月24日、ニューヨーク生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、作品の数は50冊を超える。『 過去からの弔鐘 』 より始まったマット・スカダー・シリーズは、第9作 『 倒錯の舞踏 』 がMWA ( アメリカ探偵作家クラブ ) 最優秀長篇賞、第11作 『 死者との誓い 』 がPWA ( アメリカ私立探偵作家クラブ ) 最優秀長篇賞を授与された ( 邦訳はいずれも二見文庫 ) 。
また彼自身、MWAグランド・マスター賞を受賞し、名実ともにミステリ界の巨匠として精力的に活動している。
マット・スカダー・シリーズ
◆ 過去からの弔鐘
◆ 冬を怖れた女
◆ 一ドル銀貨の遺言
◆ 暗闇にひと突き(早川文庫)
◆ 八百万の死にざま(早川文庫)
◆ 聖なる酒場の挽歌
◆ 慈悲深い死
◆ 墓場への切符
◆ 倒錯の舞踏 (MWA賞最優秀長編賞)
◆ 獣たちの墓
◆ 死者との誓い (PWA賞最優秀長編賞)
◆ 死者の長い列
◆ 処刑宣告
◆ 皆殺し
◆ 死への祈り
◆ すべては死にゆく(単行本)
◆ 償いの報酬